くんこさんの部屋から ドタン! すごい音がする・・・
倒れたか⁉
慌ててくんこさんの部屋のドアを開けると‼
あらら~部屋の家具が移動されて、ぐちゃぐちゃだ。
うわ~神棚が床でバラバラに崩壊してる・・・
くんこさん私の顔を見るなり「神さんなんて一生懸命しても何もしてくれないからいいんだ!」と吐き捨てるように言い放つ。てか、まったく一生懸命してないよね?
何でこんなことしてるのか聞くと「くしゃみが止まらないから掃除したんだ」と怒り出す。
91歳とは思えぬ怪力。どこからそんな力が・・・恐るべし認知症。
よくもまあ・・・こんなに重い茶タンス、テレビ台、食器棚を動かせるもんだ。
五十肩か腱板断裂かわからぬほど痛い私の肩はシップを貼ってもこんな家具は動かせないよ~
この部屋の状態は元に戻せるのか・・・たすけてくれ~~~
【家具移動中にテレビ台に座りひと休みする くんこさん】

【箱に入れられた破壊した神棚】

とりあえず神棚を撤去し、テレビ台の裏を掃除し茶タンスを壁に押しこむ。
あとはくんこさん、自分で片付けてね。
数時間後、くんこさんの部屋から「天城越え」が聞こえてきた。
部屋をのぞいてみると掃除がひと段落し音楽を聴きながらリクライニングチェアでくつろいでいる。
あなたと~超えたい~あまぎ~ご~お~え~♪
仕事が終えたんですね。
【アルツハイマー型認知症チャッピー知識】
認知症は重いタンスや家具を驚くような怪力で移動していまう行動にはいくつかの心理的・身体的背景がある。
- 「ここではない」という見当識障害: 現在地が自分の家であると認識できず、「自分の家に帰らなければ」という強い思いから、出口を探したり、昔の家のレイアウトを再現しようとして家具を動かすことがあります。
- 不安や混乱(不穏状態): 脳の機能低下により周囲の状況が正しく理解できなくなると、強い不安に襲われます。その不安を解消しようと、環境を無理やり変えようとする行動(落ち着きのない動き)として現れます。
- 探し物や片付けの延長: 「大切なものを隠した場所」を探しているうちに、邪魔な家具を動かしてしまう、あるいは「片付けなければ」という強迫的な思い込みから模様替えを始めるケースも多く見られます。
- 火事場の馬鹿力(リミッターの解除): 前述の通り、脳の抑制機能が低下しているため、骨や筋肉へのダメージを顧みず、全力の筋力を発揮して重い家具を動かしてしまいます

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