2026年元日深夜、91歳くんこさん遭難凍死寸前

くんこさん

1月1日深夜24時を回ろうとした時、くんこさんが帰宅した。

お正月を兄の家で祝い、泊ってくるはずだったのに。

翌日、いったい誰の車で送ってもらったのか聞いてビックリ!

夜の20時過ぎ兄が寝た後、自宅に帰りたくなり誰にも言わずに兄の家を出たと。

-8℃の極寒の元日の夜、車も人も歩いてない・・・

3時間ほど歩いたが腰と足がガクガクで何度も転び、寒さと疲れで体も動かなくなったらしい(悲)

このまま死んだら迷惑をかけると、最後の力を振りしぼって立ち上がり、明かりのついた家を探した。

タクシーを呼んでもらおうとインターフォンを押したが、誰も出てこない・・・。

そりゃそうだよ~~~元日の夜23時過ぎに「ピンポン」鳴ったら怖いよ!

くんこさん、しばらく待ったが誰も出てこないのであきらめて歩き出した。

少しすると先ほどの家の奥さんと娘さんが追いかけてくれ、声を掛けてくれた(涙)

くんこさん、わけを話しタクシーを呼んでくださいとお願い。

奥さんと娘さんはタクシーが来るまで寒空の中、一緒に待っていてくれたそう。

も~~~~!!!一歩間違えたら凍死してたよ!

無事に帰宅したから良かったけど。

元日の深夜、寒空の中くんこさんを助けてくださった奥さんと娘さん、ありがとうございます(涙)

御礼に伺いたのですが、どのお宅なのか覚えているわけもなく・・・

この場を借りて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

「もう、どこにもいかないわ・・・」と肩を落としてつぶやくくんこさん。

普通に話していてるといっけん認知症と思わせないから兄も油断したのだろう。

こうして、くんこさんの2026年がスタートしたのだった。

認知症チャッピー知識

認知症の方が「自宅に帰る」と言って外出し迷子になるのは、単なる物忘れではなく、脳の機能障害や精神的な不安が複雑に絡み合っているためです。

1. 脳の機能障害(中核症状) 

  • 見当識(けんとうしき)障害:自分が今いる場所や時間を正しく認識できなくなる症状です。住み慣れた自宅にいても「ここは自分の家ではない」と感じてしまい、「本当の家」を探しに外へ出てしまいます
  • 記憶障害(逆行性健忘):最近の記憶が消え、数十年年以上前の記憶が鮮明になることがあります。このため、現在の家ではなく、「子供の頃に住んでいた実家」や「かつて働いていた頃の家」を目指して歩き出します。
  • 空間認識能力の低下:脳の頭頂葉が萎縮することで、距離感や方向感覚が失われます。一度道から外れると、元のルートに戻ることが物理的に困難になります。 

2. 心理的要因と「帰宅願望」

  • 夕暮れ症候群:夕方、周囲が暗くなると不安が強まり、「夕飯を作らなければ」「子供を迎えに行かなければ」といった過去の生活習慣(役割意識)が呼び起こされ、帰宅行動に繋がります。
  • 不安や孤独感からの逃避:現在の環境に馴染めなかったり、自分が何者か分からなくなったりする不安から、「自分が最も安心できる場所(=家)」を求めて移動を開始します

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